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大人の恋?

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自転車で走っていた。
「ねえ、ぼく」とセーラー服を着たお姉さんに呼び止められた。
小学4年生かのときだった。
「お願いがあるの。お駄賃あげるから」
高校のグラウンドの近くだった。

「あそこの大きな木の下に男の人がいるでしょ」
お姉さんは、グラウンドと隣の高校の校舎の間にあるセンダンの木を指さした。
木の周りには、グラウンドでやっている野球だったかラグビーを見ている学ラン姿のお兄さんが何人かいた。
「あそこにいる人を呼んできてほしいの。あの木の右の方にいる人。ここへ来てくれるようにって。お願いできる?」
恥ずかしそうにそう言って、お姉さんは、100円だったか150円だったかを財布から取り出し、「ぼく」にくれた。
「うん、わかった」

お兄さんたちがいるところへ行ったものの、どのお兄さんなのかわからない。
しょうがないから、そのへんにいた人たち数人に声をかけた。
「あそこのお姉さんが、こっちに来てほしいって……」
みんなが興味を示した。
「なんだって?」「来てくれって」「だれ?」「まあ、行ってみるか」と、結局、ぞろぞろと数人がお姉さんのもとに向かって歩き始めた。

自分で行かずに、人に頼んだくらいだから、こっそりやらなければならないミッションだったのではないだろうか。
来てもらいたかった人以外の人まで来たら、恥ずかしいかもしれない。失敗したかな。
そう思いつつ、お姉さんのほうを見た。ありがとうと言っているのは口の動きでわかったが、ちょっぴり恥ずかしそうだった。

大人の恋みたいなものなんだろうか。ちょっとだけ考えた。
そんなことよりも、臨時収入のお駄賃がうれしかった。

* * *
このブログを始めて4年以上がたちます。
なんだかマンネリしてきたので、なにかの拍子にふと思い出す、昔の記憶の断片みたいなものを、たま~に書いてみたいと思います。
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No title

妄想??

No title

ボビーさん
実話です。
大人の恋?パート2になりそうな出来事を思い出したので、近々アップします。
ちょっとどきまぎ、しないかな(笑)。
プロフィール

ビーボ

Author:ビーボ
ビーボ(ぐっどあ~す)。鹿児島出身。地方新聞記者を経て、農業関係の雑誌編集に携わる。2016年4月から九州・沖縄地区の購読・活用推進の部署に異動。福岡に単身赴任するも、同年夏に再び東京へ戻る。自宅は東京。「ビーボ」は友人農家のハンドルネームをさかさまにしたもの。good earthは10年ほど携わっていた雑誌の英語の愛称です。

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